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食べ物の形態(調理の工夫)
 
食事の形態には私たちが食べている普通食から刻み、とろみ、ゼリー食などお年寄りに合わせたいろいろな方法があります。家族と同じものをお年寄りに合わせて工夫するのがよいのですが、たまには市販品を使うなどしてお年寄りの食事のお世話が負担にならにようにしましょう。

普通食
元気なお年寄りは、基本的には家族と同じものが食べられますが、仕上げが少し柔らかめが食べやすいでしょう。

◎調理の工夫
煮ものは、煮えた家族分だけ取り出し、だし汁を少し加えて、しばらく煮て柔らかくする。ゆでる場合も同じように余分にゆでる。
炒めものや揚げものは電子レンジで加熱してから調理する。例 きんぴらごぼうはささがきかせん切りにして電子レンジで加熱してから炒め煮にする。
野菜は繊維が細かくなるように直角に切る。
  例)大根のせん切りーー輪切りにしてから細く切る
肉やたくあんなどのように固いものには裏から隠し包丁(切り込み)を入れる。肉は焼いてから隠し包丁を。
肉料理は薄切り肉にさっと火を通すか、ゆっくり時間をかけて煮る。例 とんかつは薄切り肉を何枚か重ねてフライ衣を付けてあげる。

刻み食
刻み方の大きさには、普通より少し小さめに切ったものからみじん切りまでその人に合った大きさに切ります。噛む力が弱い方から、歯がなくて歯茎で食べる方までに適します。料理はごく柔らかく仕上げましょう。

◎調理の工夫
ご飯は柔らかめ。 
  例)炊飯器の場合、柔らかめに炊く指定を。指示機能がない場合は水加減を多めにする。
肉の料理はひき肉の2度引きが食べやすい。
レンコンのように固い野菜はすり下ろして利用。

とろみ食
飲み込みが上手くいかない方には、水や水分の多い料理にはとろみをつけましょう。通称とろみ剤といわれる「増粘安定食の素」や、かたくり粉、コーンスターチ等でとろみをつけあんかけのようにすると飲み込みやすくなります。とろみ剤には、水にもとろみがつけられるものもあります。

◎調理の工夫
ご飯はおかゆ(全がゆ)にする。
いも類は崩れるくらいまで煮込む。


刻み食よりさらに細かくする必要な方のために。ペースト状にしたものも含みます。ミキサーには一品ずつかけて、味が混ざらないようにします。離乳食用の小さいすり鉢などを使うと便利。

◎調理の工夫
野菜の煮もの、ゆでものなどは、スプーンで軽く押してつぶれるくらいにするとミキサーにかけなくてもペースト状になる。裏ごしにかけてもよい。
繊維の強い野菜はミキサーにかけ、繊維が残っているときは取り出す

ゼリー食
ゼリー状になっていないと飲み込むのが難しい人に。
口の中で少し解けないと飲み込めないので、ゼラチンの利用を。寒天だけで固めると口の中で溶けないので飲み込むのが難しくなる。ゼラチンと混ぜて使用するとよい。お湯に直接溶かせるか粒状のゼラチンが便利。ゼラチンはゼリー状にするのには冷さなくてはならないのが欠点。

◎調理の工夫
ミキサー食でペースト状にしたものをゼラチンで固める。固さはお年寄りの好みに。
卵を使った茶碗蒸しなどは温かいおかずに。市販の茶碗蒸しなどを利用すると便利です。

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