●立ち上がる時の動作のポイント
立ち上がると全身運動が可能になり、座位よりもさらに視界が広がり、身体機能の回復も早くなるといわれています。自分で立ち上がれなくても、立たせてもらうと、自分で立っていられる場合が多いものです。必要な場合は介助をして立たせます。
[腰かけ座位からの立ち上がり]
長い間寝たきりだったり、座位にしか慣れていないお年寄りは、立ちくらみを起こしたり、バランスを崩して転倒する危険もあるので、十分注意しましょう。前かがみの姿勢をとらせたまま腰を浮かせ、上体を伸ばす要領で立たせます。はじめは移動用バーなどの支えを使います。介助は声を出して動作をアドバイスするか、腰を持ち上げる時に行います。
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| 移動バーを使って |
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| 1)腰を少し前にずらし足を前に引く |
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2)バーにつかまり、下方へ押すようにして上体を深く曲げる |
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| 3)腰を浮かせる |
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4)上体を起こす |
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[椅子を使う場合]
移動用バーがない場合は椅子を使って練習します。椅子は安定のよいものを選び、ベッドのきき手の側にぴったりつけておき、支えとして使います。
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[介助が必要な場合]
自力で立ち上がれなくても、「立っていること」ができる人は多いものです。立つことができると、男性は小用をトイレでできますから、ぜひとも立たせてあげたいものです。自力で立ち上がれないお年寄りには、対面する形で前から介助します。一動作ごとに声をかけ、お互いの呼吸を合わせます。
[つかまり立ちで立っている練習]
つかまって立つことができたら、そのまま立っていられるように練習します。
この時、
(1)脳貧血が出ないか
(2)マヒのある側の足が床に触れているだけということがあるので、両足で体重を支えているか
(3)バランスを崩しやすいので、つま先が内側に向いていないか、
の3点に気をつけます。
[手を離して立っている練習]
つかまり立ちの次は手を離して立ってみます。しばらく立てるようになったら、手を上、横、前に上げて、バランスをとる練習をします。念のため、そばにつかまるものを用意しておくと安心です。 |
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介助して立たせる |
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介助する人はひざをお年寄りの両足の間に入れ、腕を両脇に差し入れる。お年寄りの両手を介助する人の首にまわさせ、重心を下に移しながら立ち上がらせる |
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