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外出や散歩は、体力維持だけでなく気分転換にもなります。新鮮な外の空気に触れることは、心と体にとって何よりのリフレッシュに。体が不自由になると外出が億劫になりがちですが、散歩などを習慣づけたいもの。無理せず安全に外に出てみましょう。

●外出や散歩には様々なメリットが

散歩はただ歩くだけではありません。身なり、道順や道の選択などで頭を使います。心地よい疲労感で夜ぐっすり眠れる、自信を生むなど、散歩には体力を維持するだけでなく、様々な効果があります。

ゆったりマイペースで無理をせず、少しずつ時間を延ばしていきましょう。ただ、散歩を義務にはしないように。

介助する人は、外出先での転倒や発作などの事故防止のために、服装や持ち物に気を配りましょう。

・外出の準備

暑さの厳しい時期は帽子を忘れずに。ひもをつけましょう。

ゆったりした脱ぎ着しやすい上着を。

杖を持ちます(シルバーカーでも)。

足首が出るくらいの短めのズボンを。

滑らず、軽くて足入れが簡単な靴を。

バッグはウエストポーチでも可。

○持ち物
 ・パスまたは名刺
 ・財布にお金(電話代)
 ・薬(病気のある人)
 ・飲み物
 ・砂糖水
 ・嗜好品
 ・ハンカチ
 ・ティッシュペーパー
 ・万歩計

・雨の日の準備

雨や雪、風が強いなど悪天候の時は外出を避けた方が安全。ただ、外出になれてきたら、小雨程度の天候ならあえて外出に挑戦しても。靴や持ち物など安全には十分気を配りましょう。

●事前にコースチェックを

出かける前には、できれば介助する人がコースチェックをし、コースの状況を知っておきたいもの。段差や人や車の多いところ、傾斜がきついところや長い坂は避けます。タイルや鉄板、歩道の白線など、転びやすい場所もチェック。緊張すると足がすくむお年寄りもいるので、横断歩道の青信号の時間も見ておきましょう。そして、公園や喫茶店など休むところ、トイレを確認します。万一のアクシデントを考えて、人のいない場所はコースからはずしましょう。

また、病気のあるお年寄りの場合は、体調のチェックと、主治医に外出を控えなければならない時を聞いておくといいですね。

慣れない間は無理をせず、30分ぐらいから始め、少しずつ延ばして1日1?2時間が適当です。疲れたら必ず休憩を取りましょう。

●杖での外出では、介護者は反対側に

杖歩行ができるお年寄りと外出する場合は、出かける前に、杖をお年寄りに合った長さに調整しておきましょう。杖先のゴムが擦り減っていると、使いづらく歩くのにも支障があるので、こまめに交換します。

介護をする人は、歩行中、杖の操作の妨げにならないよう、杖のない側に立つのが基本です。

介護をする人は、杖の反対側に立ちます。

●車椅子の操作の仕方を覚えて安全に

歩行が困難なお年寄りの移動には、車椅子が欠かせません。杖で歩ける場合でも、車の往来が頻繁な道路などで危険が多いようなら無理せず車椅子を使い、公園など安全な場所に着いたら杖で歩くようにするといいでしょう。

お年寄りを乗せた車椅子を戸外で押すのは、意外に重労働。状態のいい路面を選んで通りましょう。段差では、車椅子後方のティッピングレバーを踏み、前輪を浮かせて乗り越えます。坂道を下る際には、スピードが出ないようハンドブレーキで調節を。勾配が急な場合は、介助する人が坂の下側で車椅子を支えるように、注意しながら後ろ向きに下ります。

車椅子の振動は、お年寄りに負担がかかります。布製吊りシートは安定が悪く、太ももなどが圧迫されて座り心地が悪いもの。圧を分散するクッションなどの利用を考えてもいいでしょう。また、車椅子に取り付けて使うテーブルなどがあれば、腕を置けるので楽な姿勢が保てます。

自宅では会話の少ないお年寄りも、外の空気に触れ様々な風景を目にすると、普段は話さない心のうちを話し始めることもあり、コミュニケーションの絶好の機会に。介助する人もゆったりした気持ちで歩いてみましょう。

下り坂の場合は後ろ向きに下りると安全で、お年寄りも安心できます。

●外出中のアクシデント、帰宅後の注意

外出中に気分が悪くなった、持病の発作が起こった、などのアクシデントがあったら、落ち着いて対処しましょう。持病の発作なら、あわてずに持参の薬を飲ませます。転んだ時はゆっくり立たせるか楽な姿勢をとらせ、痛いところがないか確認を。

帰宅後は、手洗いとうがいを忘れずに。汗をかいていたら体を拭き、着替えをします。お茶やジュースなど水分補給を十分に。脚が張ったり肩が凝っていたら、マッサージをしてあげましょう。

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