[入浴のさせ方]
●入浴時間は10分が目安
入浴は新陳代謝をよくし、気分をリフレッシュさせますが、お年寄りの体力をかなり消耗させます。体調のすぐれない時は控えましょう。食前・食後の1時間は避け、排泄をすませてから入浴します。脱衣室や浴室を前もって暖めておき、湯加減は40度くらい、お湯につかるのは一度に2〜3分、からだの洗浄も含めて入浴時間は10分ぐらいが適当です。
●自立入浴できる工夫をする
浴槽と床との段差を小さくしたり、壁に手すりをつけるなどして浴室内の安全性を高めます。お年寄りに片マヒがある場合でも、介助の必要はありますが、浴槽と同じ高さのバスボード(渡し板)を使えば、一人で湯船につかることができます。
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| 介助で浴槽に入る |
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| 介護者はまひのある側に立ち腰ひもで支える |
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手すり沿いに浴槽に近づき、バスボードに座らせる |
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バスボードに座って、マヒのない側の足から浴槽に入れる |
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介助で浴槽から出る |
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| 腰ひもを持って支え、バスボードに座らせる |
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マヒのある側の足を浴槽から出し、もう一方の足を出す姿勢を支える |
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●シャワー浴で入浴気分
マヒがあったり、浴槽の中に入れない場合はシャワー浴をするだけでもさっぱりします。浴室を温め、バスタオルを肩からかけ、その上からシャワーを浴びると寒さを防げます。
●入浴が無理な時は部分浴
入浴やシャワー浴も無理という時には部分浴でさっぱりしましょう。手足は洗面器を使って洗います。陰部は細菌が繁殖しやすいうえ、分泌物などで汚れやすいのでポータブルトイレや差し込み便器を利用して洗います。デリケートな部分なので人目にさらされないような環境づくりを心がけましょう。
●洗髪
頭髪が汚れているとさっぱりしないものです。浴室で洗髪できない時は、ドライシャンプーなどを利用しましょう。寝たきりの人を洗髪する場合は、ケリーパッド(洗髪器)を用いて寝たまま洗髪します。
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| ドライシャンプーを使う |
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| 頭部を熱いタオルで蒸す |
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頭皮にドライシャンプーをすり込む |
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| 熱めのタオルでふき取る |
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乾いたタオルで水気をふき取り髪を乾かす |
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[からだの清拭]
●ポイントを決めて頻繁に
マヒがあったり、寝たきりで入浴やシャワー浴も駄目な場合は、熱いタオルでからだを拭きます。血行がよくなり、床ずれや細菌感染の予防にもなります。室温を20〜24度
に保ち、バスタオルをかけて露出部分を少なくして行います。
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清拭のしかた |
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| 1)寝まきを脱がせ、背中の下にバスタオルを敷き、胸とおなかにもタオルをかけておく |
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2)タオル4枚を重ね扇子折りにして熱湯でしぼり、これを胸にかけ、その上にバスタオルをかぶせて軽く押さえる |
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3)タオルに石けんをつけ顔・首・胸・腹・両腕・背中・足・陰部・手の順序で洗い、各部分ごとに熱い湯で絞ったタオルで石けん分がなくなるまでふき取る |
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