朝起きて顔を洗い、身だしなみを整えることは、さっぱりした気分で新たな1日を迎え、生活のけじめをつける上でとても大切なことです。洗面、歯磨き、髪の手入れなど、お年寄りは時間がかかって、つい手を貸してあげたくなりますが、安易な依存心を植えつけ、自立の意欲を奪うことにもなります。寝たきりの場合やマヒのある場合は介助が必要ですが、それ以外はなるべく自力でやってもらうようにしましょう。
●洗面で生活にリズムができる
自分で洗面所にいける場合は、できるだけ自力で洗面をさせましょう。この時何気なく観察することが大切です。寝たきりの場合は、枕もとに洗面器を運び、そこで洗面をします。本人が手を動かせる状態ならば、自力で洗ってもらいます。
●歯磨き
お年寄りは口の中の自浄作用も低下しています。口の中の洗浄がおろそかになると強い口臭を発するようになるうえ、口内炎や歯肉炎の原因にもなります。自分で磨ける場合は、できない部分だけを介助します。寝たきりで介護者が磨く場合は、ベッドの横に座り、お年寄りに顔を横に向けてもらって磨き、うがい水は受水盆にとります。
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| ベッドの上での歯磨きとうがい |
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| ギャッジベッドの場合は角度を調節してできるだけ上半身を起こして行うとよい。歯を磨く時は寝具や寝まきを汚さないよう胸もとをバスタオルなどでおおう。 |
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歯磨きができない場合は吸い飲みでうがいをさせる |
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●入れ歯の手入れ
入れ歯は、水を流しながら歯ブラシで磨き、水を張った蓋つきの容器に入れて保管します。週に一度は市販の入れ歯洗浄剤に一晩つけて洗います。入れ歯を使っている場合でも、よくうがいをして口の中の食べ物のカスを取り除きます。 |