Pigion-hhc.info 50歳からの健康と家庭介護情報で、
快適な生活を応援します。 ピジョン株式会社
サイトマップ
 
尿もれの治し方
 
女性に多い尿もれ
 
尿もれの種類
・腹圧性失禁
 腹圧性失禁とは?
 女性の腹圧性失禁
 腹圧性失禁のタイプ
 予防と改善体操
 
溢流性尿失禁
 
切迫性尿失禁
 
機能性尿失禁
腹圧性失禁のタイプ
 
(1)尿道の位置がうしろにずれるタイプ

骨盤底筋がゆるくなり→膀胱や尿道が下垂して膣に押しつけられた形になる→クシャミや咳をしたり、お腹に大きな力をこめると腹圧で尿道がうしろに落ちこみ→膀胱や尿道に圧力がかかり反射的にゆるみ尿がもれます。

(2)括約筋や平滑筋などの筋肉がゆるむタイプ

括約筋や平滑筋そのものが弱くなることによって、尿道を閉める力が落ち、その分、尿がもれやすくなります。このうち主役の括約筋がゆるむ症状を、特に括約筋不全といいます。
筋肉がゆるむ原因としては、(a)年齢を重ね、中年以上になること (b)肥満 (c)出産 (d)子宮の病気などで施した手術によるもの、があります。

(1)と(2)のタイプ両方が重なっている人も少なくありません。尿道も下垂し、筋肉も弱っているというケースで、中年過ぎでは、むしろこれが普通です。

【腹圧性尿失禁の程度(グレイド)分け】

腹圧性尿失禁の程度の分け方にはいくつかありますが、ここでは一般の方でも見当のつけやすい区分けを紹介します。

A 尿のもれは、毎日はなく、ちびりぐあいもほとんど気にならず、下着をかえる必要はない。

もっとも多いケース。続けてクシャミをしたり、ひどく咳き込んだ時に、はずみでちびるもの。その瞬間にぬれるだけで、すぐ乾いてしまう。
◎気に病んだり、心配する必要はありません。

B 尿のもれは、毎日はないが、あると下着をかえる必要がある。

あるいは、下着をかえるほど量は出ないが、それでも毎日もれる。

荷物を持ち上げた時、ぱっと立ちあがった時、階段をのぼったり、下りたりした拍子に、あるいは、大笑いした時とか、クシャミも1回しただけで、もれるもの。
◎この段階になると不快感を伴い、QOLのうえからも病気として対処していく必要があります。この段階なら、一定の体操やトレーニングをするだけで、あるいは薬を併用することで、多くが完治できます。

C 毎日、尿失禁があり、1日に1〜4回はもれ下着の交換が必要。パッドがあったほうが安心。

歩いた時など、日常の動作でも、もれるもの。
◎治療については、体操・トレーニングや投薬、電気刺激療法、コラーゲンを入れる手術など、いくつかの選択肢があります。

D 毎日、5回以上の尿もれがある。

下着交換はもちろん、パッドやオムツが必要。

寝ている時、椅子に座っている時など、身体を動かさずに安静にしている時にも、もれるもの。
◎いろいろな種類のある手術のうちから、切開手術までも含めて最善の方法を選び、治療をすすめていく必要があります。



(参考)国際禁制学会のテストによるグレイド分け
 実際の治療では、尿失禁定量テスト、またはパッドテストという方法を用います。
 その手順は、
1) あらかじめパッド=紙オムツの重量をはかる(Xグラム)。
2) パッドを股間にあててもらい、500mlの水を15分以内で飲んでもらう。
3) 15分間は、イスまたはベッドで安静に。
4) そのあと、歩行を30分、階段の上り下りを1回してもらう。
5) 続いて、イスに座ったり、立ちあがったりを10回、強く咳きこむ動作を10回、そして、1カ所を1分間走り回り、床上のものを腰をかがめてひろう動作を5回、最後に流れる水で手を洗ってもらう。以上を15分間で行う。
6) パッドをはずしてもらい、その重量をはかる(Yグラム)。
7) X−Yグラムがもれた尿の量となります。

尿失禁の学会である国際禁制学会では、もれた尿の量によって次のようなグレイドを設けていて、医師などの専門家が測定します。
  a) 2グラム以下・・・・尿失禁とはしない。上記の軽いちびり(A)に相当。
b) 2〜5グラム・・・・軽度の尿失禁。上記の(B)に相当。
c) 5〜10グラム・・・中等度の尿失禁。上記の(C)に相当。
d) 10〜50グラム・・高度の尿失禁。上記の(D)に相当。
e) 50グラム以上・・・きわめて高度の尿失禁。



このコーナーは東京大学医学部泌尿器科 高橋 悟著「あきらめないで!尿失禁はこうして治す」を参考資料として制作しました。
|   個人情報   |   ホームページに関するお問い合わせ   |   妊娠・出産・育児情報サイト pigeon.info
copyright