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| 【お腹に力をかける反射や動作でもれる】 (1)女性の尿もれの7〜8割が腹圧性尿失禁 女性にはこの腹圧性尿失禁が多く、その経験を持つ人は4割を超え、人数にすると実に2,000万人以上になります。男性では前立腺の手術の後などにまれに起きることがありますが、これは女性に特有の病気といってもいいでしょう。 腹圧による尿もれには、調査データにのらない、ほんの軽いちびりも加えると、現実には、女性の2人に1人は何らかの形でこの種のオシッコのトラブルを体験していることになり、女性の尿もれのうちの7〜8割を占めています。 (2)クシャミ、咳、作業、運動などがきっかけに
腹圧性尿失禁には、お腹に力が入った拍子に起きるという特徴があります。要するに腹圧のかかる生理的な反射や動作がそのきっかけになります。腹圧がかかる主たる反射がクシャミや咳です。また、ウンと力むような行動や姿勢、具体的には、重い荷物を持ち上げる動作、テニスなどの運動、ジョギングなどで尿失禁が引き起こされます。 カゼなどで、ひどく咳きこんだ時や花粉症でクシャミが出て、はずみで軽くちびる場合は、その瞬間に濡れるだけで、すぐ乾いてしまいます。これらは病気というよりは、女性だけの身体的な反応の一つと考えていいのかもしれません。この程度ならば、あまり気にすることはありません。 もう少し重い人では、荷物を持ち上げた途端や、突然立ち上がった時、階段を上り下りした拍子や、クシャミだけでも尿もれになります。このあたりからは、もれる回数や量も増えて不快感を伴い、下着を替える必要が出てきます。この状況になったら病気と考えて手当てをする必要があります。 さらに症状が進むと、小走りはもちろん、普通に歩いていても尿がもれたり、起き上がった弾みに出たりします。こうなるとパッドやオムツを欠かせなくなります。この段階は重症といってよく、手術などの根本的な対策をこうじなくてはなりません。 このコーナーは東京大学医学部泌尿器科 高橋 悟著「あきらめないで!尿失禁はこうして治す」を参考資料として制作しました。 |
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