2025年には4人に1人が高齢者という超高齢社会になる日本。その高齢者を誰が支えるかは大きな問題になっています。 現在、在宅でお年寄りを看ていらっしゃる方、これからご両親を看るかもしれない方、高齢者福祉から医療関係の方々にまで、役に立つ介護の情報を、在宅介護を中心に、たくさんお届けします。 在宅で介護をしている方には、介護に追われるばかりでなく介護をしながら自分を大切にしてほっとする時間が作れるようなお手伝いを、介護職の方には、介護のノウハウでブラッシュアップを、介護されている方にはご自分の思う介護をしてもらえますように。
思いもしなかった病気や、親の高齢化で介護が必要になり、改めて老いを感じさせられるものです。お年寄りを介護するとき、どんなことを知っておいたらいいのか、少しずつお話ししましょう。
■介護をする、ってどういうことなんだろう
在宅で介護をすると言うことはお年寄りと暮らすということです。 基本の自分が高齢になり、人の助けが必要になった時にどうしてもらいたいのか、どのように暮らしたいかを考えることから始めます。しかし、介護されるのはあなたではありません。お年寄りにどうしてもらいたいのかを聞き、ご本人にとってより心地よい生活、介護をしてあげたいものです。そのためにはお年寄りの体や心を知ることが必要でしょう。
■介護する人とされる人(お年寄り)の心(気持ち)
年を取ると先行きが不安になってくるものです。たとえば、体が悪くなったら、お金がなくなったら、と心配は尽きません。その上、体が不自由だったり、寝たきりを余儀なくされていると、「やっかいものだ」とか情けない思いをしているかもしれません。そんな不安なお年寄りへの対応によっては、うつへの引き金になったりしかねません。
毎日の介護でご自身も疲れているとは思いますが、介護している方もショートステイなどを利用して気分転換をし、お年寄りの疎外感や寂しさを知るゆとりを持ちたいものです。
■自分がしてもらいたい介護が目標
あなたの体や言葉が不自由になったらどうしますか。どのような介護をしてもらいたいでしょうか。「めいわくね」とか「どうしてこんなことができないの」などの言葉を投げかけられたら?また、逆に赤ちゃん扱いにしたらどうでしょうか。
「自分がしてもらいたいお世話ってどのようなことだろう」を基本に考えながら、コミュニケーションを大切にし、お年寄りのペースやプライドを尊重し、年をとってできることが少なくなっても1人の人間として、介護してあげたいものです。
お年寄りが暮らす部屋はどこに?どのように設える?
いざ一緒に住むとなるとさまざまな問題が出てきます。その一つにお年寄りの居室の設定でしょう。
家族に居間に近く、お手洗いに近いと便利です。ベッドを置く場合は6畳以上の広さがあるといいでしょう。
部屋の中には細かいものは置かないようにします。外が見える明るい部屋が望ましいのですが、そうはいかない場合もあるでしょう。換気には気をつけましょう。
| 寝たきりゼロへの10箇条 | |
|---|---|
| 第1条 | 脳卒中と骨折予防 寝たきりゼロへの第一歩 |
| 第2条 | 寝たきりは寝かせきりからつくられる 過度の安静逆効果 |
| 第3条 | リハビリは早期開始が効果的 はじめようベッドの上から訓練を |
| 第4条 | 暮らしの中でのリハビリは 食事と排泄、着替えから |
| 第5条 | 朝起きてまずは着替えて身だしなみ 寝食分けて生活にメリとハリ |
| 第6条 | 「手は出しすぎず 目は離さず」が介護の基本 自立の気持ちを大切に |
| 第7条 | ベッドから移ろう移そう車いす 行動広げる機器の利用 |
| 第8条 | 手すり付け 段差をなくし住みやすく アイデア生かした住まいの改善 |
| 第9条 | 家庭(うち)でも社会(そと)でも喜び見つけ みんなで防ごう 閉じこもり |
| 第10条 | 進んで利用 機能訓練 デイサービス 寝たきりなくす 人の和 地域の輪 |
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