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心臓は一時も休まず働き続けますが、それだけに老化と深く関わっています。心臓病の中でもお年寄りに多いのが、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、心不全・不整脈などの高血圧性心臓病です。これらの疾患の主な原因は高血圧、喫煙、糖尿病、高コレステロール血症など動脈硬化を起こす恐れのある病気です。したがって、動脈硬化を予防することが心臓病の予防になります。

[狭心症・心筋梗塞]
原因
心臓に血液を送る動脈が狭くなったり、ふさがったりして、臓器や組織に十分に血液がいきわたらなくなって心筋の働きが低下した状態を虚血性疾患といいます。大動脈や冠状動脈のこのような異常の原因のほとんどが動脈硬化です。

脳卒中狭心症
血管が動脈硬化を起こしている場合、血液を十分に流し続けることができなくなり、心臓が苦しくなります。急激に運動をした時や興奮した時、冬の明け方に急な寒さに出会った時など、胸の真ん中に締めつけられるような痛みや圧迫感を感じます。

心筋梗塞
動脈が突然にふさがって、心筋に行き渡っている血液の流れがとだえ、心筋の細胞が死んでしまい心筋梗塞が起こります。激しい痛みに襲われるのは狭心症と同じですが、痛みの持続時間が5分くらいで治まれば軽い狭心症、それ以上長く続く場合は心筋梗塞の疑いがあります。

予防
虚血性疾患にかからないようにするには動脈硬化を予防しなければなりません。それには高血圧、喫煙、糖尿病、高コレステロール血症など動脈硬化を引き起こす習慣を見直し病気の治療をすることが大切です。さらに、狭心症の疑いのある人は、心筋梗塞に進む恐れがあるので、普段から心電図の検査を受けることも心がけましょう。



[不整脈・房室ブロック]
原因
老化による心臓の機能が低下して生じる疾患です。高血圧が一つの要因になります。

不整脈
心臓には刺激が伝わる経路が老化で動きにくくなると、心臓が規則正しく動かなくなり、脈拍のリズムが乱れる不整脈を生じます。その結果、心臓の中に血液のかたまりができる可能性があり、それが脳の血管に流れていって脳梗塞の原因になります。

房室ブロック
心臓を動かす命令情報が、老化によりブロック(阻止)されることによって、血液が十分に流れず、めまい、頭重感、失神、疲れやすいといった症状が出ます。この場合、直す方法がなく、人工ペースメーカーを入れて予防することが、大切な治療になります。

心臓発作時の処置法
心臓発作は突然やってきます。心筋梗塞は発症から1時間が生死の分かれ目です。したがってあわてず正しく対処しなければなりません。患者を静かに寝かせ、痛みが5分以上続いたり、めまいや失神を伴う場合は、医師や救急車に連絡をとりその指示に従います。また、5分以内で痛みが治まった場合でも、できるだけ早く医師の診察を受けます。

家庭看護
病後のリハビリは医師の厳重な監視の下で行います。お年寄りは心臓だけではなくからだ全体の老化が進んでいることを頭に置いて看護に当たることが大切です。また、寝たきりにしないことです。寝たきりだと心臓は下半身から血液を吸い上げなくなり、心臓が弱って心不全になってしまいます。減塩、栄養バランスを考えた食事と適度な運動を心がけましょう。
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